2007年02月09日

織田信長 全5巻 山岡荘八

 夜の読書は歴史小説になっています。
 長編がいいんです。
 
 ゆっくりと一人の人生や、事件や背景や人間模様が
分かってくる。

 アナログの世界が広がっています。

 今回はたまたま ブログを書き始めて、読んでいたのが、
織田信長でした。

 戦国時代、始めに全国統一を果たそうとした武将です。

 天才肌で、秀吉を召し抱え、家康を従えました。

 作家の視点があります。
司馬遼太郎と山岡荘八は同じ人物でも、視点が違っています。

 山岡荘八の織田信長は、宇宙の理に従っている信長を描いています。

 残虐な事もし、奇策を用い、最後まで戦いました。

 学校の教科書では味わえない世界です。

 信長は 「敦盛」という舞いを好んでいました。

 人間五十年
 下天のうちをくらぶれば
 夢まぼろしのごとくなり

 50歳が長生きの時代
 49歳で本能寺で命を落とします。

 自分を うつけ で終わるか。
 天下を統一するかにかけた人生を

 夢、幻と感じていたのです。

 インドのマーヤという考え方と近いモノがあります。

 信長は、革命家でありましたが、
 その壮絶な人生は、夢とは思えないモノですが、
 人生は、夢のようであり、夢なのかもしれません、

 この 自分という感じているモノ自体の本質では無いものは、
夢なのでしょう。

 ただ夢であっても、この今生きていることは、現実なんです。

 織田信長は達観していた節があります。
ただ戦いの武将ではありません。

 今風なスピリチュアルでいえば、
『今、ここに!』に生きた人です。

 今度は津本陽の本の織田信長を眺めてみます。



Posted by TAOコーチ at 13:52│Comments(0)読書
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